レクリエーションの本、おすすめ13選|企画アイディアや盛り上げ方も
「レクリエーションを担当しているけれど、最近企画がマンネリ化…」「新しいレクリエーションのアイディアや知識を身に付けたい!」そんな介護スタッフの方は多いのではないでしょうか。今回は、介護現場のレクリエーションで役立つ本を厳選してご紹介。介護現場においてレクリエーションは身体機能の維持向上はもちろん、大切なコミュニケーションの場でもあります。本で新たな知識を身に付け、利用者さんの笑顔を引き出しましょう!
目次
- 妹尾弘幸(著)『新対応これからのレク ~離れていてもできるレク~』
- 森木勇一郎(著)『脳トレで機能向上 ホワイトボードレク』
- 妹尾弘幸(著)『リサイクルレク』
- 長野祐亮(著)『毎日1曲!脳が元気になる!歌って手拍子』
- 三好春樹(監修)・土居新幸(著)『完全図解 遊びリテーション大全集』
- 世田谷区社会福祉事業団(監修)『車いすの人でも楽しめる!レクリエーション50+盛り上げるアイデア100』
- 小池寛子(監修)『お年寄りが笑顔になる 楽しい壁面かざり12か月』
- デイサービスたまや(著)『思わず解きたくなる脳のための毎日テスト』
- レクリエ編集部(編集)『レクリエ』
- 世界文化社(著)『こうしたらうまくいった! 認知症の人のためのレク&ケア』
- 辻徹郎(著)『楽しみながら自然に体が強くなる 高齢者の新しいレクリエーション』
- 加藤翼(監修)『お年寄りとコミュニケーションが深まる! 楽しく盛り上がるレクリエーション100』
- 三瓶あづさ(著)・土井剛彦(監修)『高齢者が元気になる レクリエーション』
- レクリエーションの知識を本で学び、より充実した介護サービスを!
妹尾弘幸(著)『新対応これからのレク ~離れていてもできるレク~』
新型コロナウイルスの影響で、レクリエーションにおいても利用者さんや介護スタッフとの距離感に悩む方も多いのではないでしょうか?
こちらの本では、人との距離を保ったまま楽しめるレクリエーションを70種類紹介。
「頭を使うレク」「道具を使うレク」「足を使うレク」「1人でも楽しめるレク」「移動するレク」と5つのジャンルに分かれており、アレンジの数も豊富です。持ち運びやすいB5サイズなうえ、1ページあたり1レクリエーションを掲載。読み手の見やすさも考えられています。
森木勇一郎(著)『脳トレで機能向上 ホワイトボードレク』
ちょっとした空き時間にちょうどよいのが、ホワイトボードを使ったレクリエーションです。ホワイトボードとペンさえあれば、楽しみながら脳の活性化が期待できます。こちらの本では、ホワイトボードで行うレクリエーションを35種類紹介。レクリエーションの手順を、イラストでわかりやすく解説しています。介護スタッフから利用者さんへの声掛けの実例も豊富に載っているので、経験の浅い介護スタッフの方でも実践しやすいでしょう。
妹尾弘幸(著)『リサイクルレク』
「限られた予算、物品のなかでも、盛り上がるレクリエーションをしたい!」そんな方におすすめなのが、こちらの本。牛乳パックや新聞紙、段ボールなど、そのまま捨てるのは惜しい身近な廃材を活用したレクリエーションがまとめられています。レクリエーションごとに、片麻痺のある方や車いすの方、認知症の方向けのアレンジやポイントも収録。介護度が異なる利用者さんのいらっしゃる施設でも、内容を取り入れやすいでしょう。
長野祐亮(著)『毎日1曲!脳が元気になる!歌って手拍子』
介護施設向けの音楽レクリエーションに関する本です。タイトルにもある「歌って手拍子」とは、童謡に合わせて手拍子し、脳の活性化を目指す音楽レクリエーションのひとつ。複数のことを同時進行するため、認知症の予防効果も期待できるのだそう。実演動画のDVDが付いており、くり返し練習しやすくなっています。DVDの収録内容は、動画投稿サイトYouTubeでも閲覧可能なのがうれしいポイント。
三好春樹(監修)・土居新幸(著)『完全図解 遊びリテーション大全集』
「遊びリテーション」は、「遊び×リハビリテーション」の造語。楽しいうえにリハビリ効果も期待できるレクリエーションのことです。こちらの本では、全120種のレクリエーションを解説しています。レクリエーションの際の高齢者の方への接し方や運営方法、レクリエーションを盛り上げるためのポイントも掲載。使用する道具の安全性にもこだわっています。
現役リハビリ専門職である、著者の長年のノウハウを凝縮した1冊です。
世田谷区社会福祉事業団(監修)『車いすの人でも楽しめる!レクリエーション50+盛り上げるアイデア100』
おもに通所介護(デイサービス)で勤務する介護スタッフ向けの内容です。<体操><ゲーム><季節(年中行事)>の3つのカテゴリー分けで、合計50個のレクリエーションを紹介しています。こちらの本の特徴は、レクリエーションを盛り上げる声掛けや、レクリエーションのアイディアなど、現役介護スタッフのテクニックを多数掲載していること。今すぐ使えるアイディアやテクニックを必要とする介護スタッフの方におすすめです。
小池寛子(監修)『お年寄りが笑顔になる 楽しい壁面かざり12か月』
介護現場で役立つ、壁面かざりのアイディア集です。四季折々の壁面かざりについて、丁寧な解説つきで掲載されているため、初心者の介護スタッフの方にも制作工程が理解しやすくなっています。使用するのは、折り紙や色画用紙など身近な材料ばかり。巻末の型紙を使えば、ローコストで華やかな壁面かざりができあがります。
デイサービスたまや(著)『思わず解きたくなる脳のための毎日テスト』
デイサービスのレクリエーションで、利用者さんに人気の脳トレ問題をまとめた1冊です。「文字の並び替え」「穴あきしりとり」「言葉探し」「対象画」の4ジャンルの問題を収録しています。本の中にはオリジナルの脳トレ問題を作れるコーナーも。利用者さんのご家族のお名前や、趣味になぞらえた脳トレ問題を作れば、興味を持っていただけるはずです。
レクリエ編集部(編集)『レクリエ』
『レクリエ』は、年7回発行される、介護現場でのレクリエーションに特化した情報誌。
壁面制作や四季折々の制作などの季節感のある特集や、心身の機能状態に合わせたレクリエーションのアイディアなど、毎号充実の内容です。間違い探しやぬりえ、日々の話題の小ネタも掲載。レクリエーションの進行や、利用者さんとのコミュニケーションに悩む介護スタッフ必見です。
世界文化社(著)『こうしたらうまくいった! 認知症の人のためのレク&ケア』
介護現場のレクリエーション専門誌『レクリエ』で反響の大きかった「認知症の方のケアとレクリエーション」に関する記事をまとめた本です。認知症の方が実践しやすい制作レクリエーションのアイディアや、レクリエーションの進行のテクニック、音楽療法や回想法に関する解説、BPSDへの対応法など充実の内容。認知症の方のレクリエーションや、ケアの具体策を網羅する貴重な一冊です。
辻徹郎(著)『楽しみながら自然に体が強くなる 高齢者の新しいレクリエーション』
シーンや利用者さんの状態に応じたさまざまなレクリエーションを選びたいときに役立つのがこの1冊。介護予防のレクリエーションアイディアを配信しているYouTube「てつまるチャンネル」の辻徹郎さんが著者です。柔道整復師でもある辻さんのレクリエーションは、安全第一・全員にウケなくてもよい・「楽しい」を追求する、をモットーにしているのが特徴。脳トレ系のものから、利用者さんどうしが交流できるゲーム系のもの、個々のペースでできるエクササイズ系レクリエーションまで約50種類掲載しています。
加藤翼(監修)『お年寄りとコミュニケーションが深まる! 楽しく盛り上がるレクリエーション100』
「利用者さんともっと距離を縮めたい、楽しくコミュニケーションを取りたい」といった方に寄り添ってくれる本。100種類のレクリエーションが、スポーツ・脳トレ・音楽・手芸&料理の4つのジャンル別で紹介されています。レクリエーションごとに、目安の人数や時間、期待できる効果が示されているので全体像が把握しやすいのもポイントです。レクリエーションの進め方に加え、アレンジ方法や注意点もわかりやすく書かれているため、初めてのレクリエーション企画でも安心ですよ。全ページカラーのイラスト解説つきで理解しやすく、すぐに実践に活かせるでしょう。
三瓶あづさ(著)・土井剛彦(監修)『高齢者が元気になる レクリエーション』
すべて座ったままできる、簡単なレクリエーションが50種類以上掲載された1冊。特に認知症予防に力を入れたい方は試してみたい内容です。この本でイチオシの「コグニサイズ」という運動プログラムは、認知症予防として注目されているもの。身近なものを使ってできる機能アップのゲーム系レクリエーションも多数紹介されています。
難易度の上げ方や声かけのアドバイスも載っているので、介護スタッフはよりレクリエーションを盛り上げやすいでしょう。レクリエーション初心者の方も取り組みやすいですね。
レクリエーションの知識を本で学び、より充実した介護サービスを!
利用者さんにとって、レクリエーションは介護施設での貴重な楽しみのひとつ。一方で、利用者さんの身体機能によって、適切なレクリエーションは異なります。レクリエーションが盛り上がるかどうかは、企画・進行を担当する介護スタッフの手腕次第。
利用者さんも介護スタッフも笑顔でレクリエーションを楽しめるよう、本を通じて幅広い知識を身に付けましょう。