3000円以内でできるレクリエーション10選|介護施設でおすすめレクを紹介
介護施設で毎日のように行われるレクリエーション。新しいレクを準備する際は、費用面も考慮するポイントではないでしょうか。この記事では、3000円以内でできるレクリエーションを10個ご紹介。3000円の予算を準備できれば、カードゲームや工作など多くのレクを企画できます。レクを予算内でおさめたい方や、どんなレクがあるのか気になる介護スタッフの方は、ぜひこの記事を参考にしてみてくださいね。
目次
- 【3000円以内でできるレク】おすすめ1:四字熟語合わせ
- 【3000円以内でできるレク】おすすめ2:リバーシ(オセロ風ゲーム)
- 【3000円以内でできるレク】おすすめ3:マナー豆(匠)
- 【3000円以内でできるレク】おすすめ4:季節の野菜で作るぬか漬け
- 【3000円以内でできるレク】おすすめ5:オリジナルフォトスタンド
- 【3000円以内でできるレク】おすすめ6:おでかけイベント
- 【3000円以内でできるレク】おすすめ7:お部屋で使えるアミアミかご
- 【3000円以内でできるレク】おすすめ8:クッキー作り
- 【3000円以内でできるレク】おすすめ9: 箱の中身は何でしょう
- 【3000円以内でできるレク】おすすめ10:フェルトでコースター作り
- 費用面も考慮したレクリエーションの企画を
【3000円以内でできるレク】おすすめ1:四字熟語合わせ
四字熟語の上2文字と下2文字を神経衰弱のように合わせて遊ぶ、「四字熟語合わせ」。1500円前後で手に入るカードゲームのため、3000円以内でできるレクリエーションです。古くから言い伝えられている四字熟語だからこそ、介護スタッフより利用者さんのほうが詳しいなんてこともあるかもしれません。四字熟語の意味も発表してもらえば、より脳を活性化させるレクリエーションになります。
チーム戦にすれば10人以上でプレイすることも可能。カードに点数をつけ、難しい四字熟語は高得点にするなど、工夫次第でより深く楽しめるところもおすすめポイントです。
【3000円以内でできるレク】おすすめ2:リバーシ(オセロ風ゲーム)
手先を使って、白黒のコイン状の石を裏返しながら遊ぶ「リバーシ(オセロ風ゲーム)」も3000円以内でできるレクリエーションのひとつです。利用者さん同士はもちろん、介護スタッフと真剣勝負してもOK。昔からある遊びのため、ルールを知っている利用者さんも多いのではないでしょうか。
相手の動きを予測しながら進めるリバーシは、手先だけでなく頭もフル回転!高齢者の認知症予防や、メンタル面にも良い影響をもたらすと言われています。市販のリバーシは1000円台で購入できるものが多いうえ、繰り返し使えるボードゲームなのでコスパも優れているレクリエーションです。
【3000円以内でできるレク】おすすめ3:マナー豆(匠)
お箸のマナーを学ぶグッズとして販売されているアイアップのマナーシリーズ「マナー豆(匠)」。おもちゃの豆を専用の箸でつまみ、容器に入れるスピードや数を競うといったレクリエーションに活用できます。
箸で豆を移動させるだけなので、ルールは簡単。対戦中は介護スタッフと一緒に「マメッ♪マメッ♪」などの掛け声で応援すれば、さらに盛り上がることでしょう。豆の形は4種類あり、中にはつまみにくい形をしているものも。難易度に合わせて豆に点数をつけ、獲得点数で競うといった方法も可能です。
マナー豆シリーズは数種類発売されていますが、マナー豆(匠)は対戦できる仕様になっているので、レクリエーションにおすすめ。誰が一番多く豆を移動させられるか、施設内の「マメ王」をぜひ探してみてください。
【3000円以内でできるレク】おすすめ4:季節の野菜で作るぬか漬け
これまでご紹介したゲーム系ではなく、3000円以内でできる料理系のレクリエーションはいかがでしょうか。ご紹介するのは、1人1つずつマイぬか床を準備して作る「ぬか漬け作り」のレクリエーションです。利用者さんの中には、昔は自分で作っていたという方もおられることでしょう。普段の生活の中でやっていたことを思い出しながら、介護施設での生活に取り入れて、長い期間楽しめますよ。
捨て漬け野菜は、介護スタッフで数種類準備し、利用者さんにお好みのものを選んでもらうと良いでしょう。1人3000円の予算があれば可能なので、ひと味違ったレク企画の候補におすすめです。
【3000円以内でできるレク】おすすめ5:オリジナルフォトスタンド
「オリジナルフォトスタンド」を制作するレクリエーションも、3000円以内という予算であればステキなものが制作できます。色とりどりの造花や、ステンドグラス風のミニタイル、大きめのビーズなどさまざまな飾りを準備。市販のシンプルなフォトスタンドに、利用者さん好みの仕様になるようデコレーションしてもらいましょう。
完成後はお気に入りの写真を入れてもらい、介護施設内の廊下に展示して写真展を開き、多くの方に見てもらっても良いですね。自分の作品が飾られているのを見たり、ほかの利用者さんが作ったものを鑑賞したりすることは、新たな創作意欲にもつながりやすくなります。3000円以内でできるレクとして挑戦してみてはいかがでしょうか。
【3000円以内でできるレク】おすすめ6:おでかけイベント
自立度の高い利用者さんが多い場合は、季節ごとに咲く花や催し物の見物などへ外出する「おでかけイベント」もおすすめ。人数により移動手段を考慮する必要がありますが、1人3000円の予算があれば、公園などの施設への入場料だけでなく、昼食代をまかなうことも可能です。施設の近所にある喫茶店にコーヒーを飲みに出かけるというだけでも、利用者さんに喜ばれるイベントになります。
インターネットで検索すれば、おでかけレクリエーションを実施した介護施設の体験談なども多数掲載されているので、参考にしてみてください。植物公園や、天候に左右されない水族館など、非日常が味わえるイベントとして企画してみてはいかがでしょうか。
【3000円以内でできるレク】おすすめ7:お部屋で使えるアミアミかご
アミアミアミーゴというキットを利用した、居室で使えるアミアミかごの制作も、3000円以内でできるレクのひとつです。作り方は少し複雑ですが、小学生の工作としても人気なので、高齢者のレクリエーションにもおすすめ。考えながら手先も動かすレクなので、認知機能低下の予防にも役立ちますよ。
まずは、介護スタッフが作り方をマスターし、利用者さんにレクチャーするようにしましょう。素材は紙紐ですが思いのほか強度があるため、小物入れやペン立て、大きいものはバッグなど幅広く活用できます。完成後どのように使いたいか、利用者さんへの質問タイムを設けてみるのも良いでしょう。
【3000円以内でできるレク】おすすめ8:クッキー作り
利用者さんと介護スタッフが協力してクッキーを作るレクもおすすめです。クッキーは、砂糖と無塩バター、薄力粉があれば、すぐに作ることができます。材料を混ぜて伸ばし、型をとる工程を、利用者さんに行ってもらいましょう。
クッキーの型は、いくつか種類を用意しておくと、利用者さんも好みのものを選べて楽しいかもしれません。また、春には桜、クリスマスにはジンジャーマンなど、その季節に合わせた型があるとイベントとしても楽しめますよ。高齢者の方はやけどの危険性があるので、オーブンで焼く工程はスタッフが行うと良いでしょう。できたクッキーを、おやつの時間に食べるのもおすすめです。
【3000円以内でできるレク】おすすめ9: 箱の中身は何でしょう
ダンボールに手が入る大きさの穴を開け、そこから手を入れて中身を触り、中に何が入っているかを当ててもらうゲームです。簡単なルールなので、利用者さんたちは参加しやすいでしょう。当てる側はもちろん、見ている側も楽しめますよ。
クイズは、個人でもチームでも行うことが可能です。箱の中に入れるものは、簡単に当てられるものから、触ってもなかなか分からないようなものまで、さまざまな難易度のものを用意しておくのがおすすめ。ただし、触ってもけがをする危険性のないものにしてください。
【3000円以内でできるレク】おすすめ10:フェルトでコースター作り
色や柄の異なるフェルトを何枚か用意し、利用者さんにコースターを作ってもらうレクはいかがでしょうか。フェルトは、ハサミで切りっぱなしにしてもほつれてこない生地なので、手芸初心者の利用者さんでも簡単に扱うことができます。
利用者さんに好きなデザインを考えてもらい、デザイン通りにフェルトをハサミで切っていきましょう。土台となるフェルトができたら、あとは好きなように、違うフェルトや毛糸、ビーズなどを貼り付けたり、裁縫が得意な利用者さんは糸で縫ったりして飾り付けます。フェルト同士を貼り付けるには、フェルト用ボンドを使うのがおすすめ。フェルト用ボンドは市販で数百円で購入することができますよ。完成したものは、飾ったり実際に使ったりして楽しんでみてはいかがでしょうか。
費用面も考慮したレクリエーションの企画を
3000円以内でできるレクリエーションを7つご紹介しました。毎日レクを実施している施設では、マンネリ化しつつあるなと感じられる場合も多いことでしょう。しかし、介護現場では費用面の把握も重要です。この記事を参考に、施設側の負担も配慮しつつ、利用者さんが新鮮に感じられる新しいレクを企画してみてくださいね。