【介護施設の夏祭り】上手な企画書の作り方&計画の進め方とは

介護施設のイベント企画の中でも、準備に時間がかかるのが「夏祭り」ではないでしょうか。「今年はどんなテーマで行おうか…」と、企画書作りに頭を悩ませている介護職員の方も多いようです。そこでこの記事では、介護施設で夏祭りを行う際の企画書の作り方についてご紹介。必要な項目や、計画の進め方についてお伝えしていきます。介護施設の夏祭り企画を担当する方は、ぜひチェックしてみてくださいね。

企画書作りは早めのスタートが肝心!まずは必要な項目をまとめよう

介護施設の夏祭り企画は、まず企画書作りから始まります。通常のレクリエーションと比べて、規模が大きいことがほとんどのため、企画書作りは早めにとりかかることが大切です。1~2週間前などではなく、数ヶ月単位で前倒しして、企画書作りを始めましょう。

企画書作りはまず、次のような必要項目をまとめることからスタートします。

<介護施設の夏祭り企画の必要項目一覧>

  • テーマ
  • 予定参加人数
  • 目安所要時間
  • 実施予定日時
  • 場所
  • 参加人数(介護度・自立度など)
  • 夏祭りの簡単な内容
  • 目的やねらい
  • 準備物
  • 予算
  • 会場のレイアウトや職員の配置
  • その他(注意事項など)

毎年夏祭りを開催している介護施設であれば、昨年の企画書を参考にしながら進めてもよいでしょう。以下で、とくに押さえておきたい項目について記載していきます。

項目1.参加人数と介護度・自立度・年齢層をチェック

介護施設の夏祭りを企画する上で念頭に置いておきたいのが、参加される方の情報です。「どんな方が参加するのか」「どんな企画であれば取り組んでもらいやすいのか」などをイメージするためにも、まずは参加者を把握しましょう。

コロナ禍で夏祭りの規模を縮小した介護施設も多いですが、毎年、地域住民の方を招待して行っている事業所も少なくないようです。こうした夏祭りや納涼祭は、より規模が大きくなるため、出し物などにも一層の工夫が必要になるでしょう。

また、利用者さんを中心に企画するのならば、介護度や自立度、年齢層などを確認しておきます。利用者さんについて把握しておくと、出し物やゲーム、屋台の食事メニューなどもその方たちに合ったものを選べるでしょう。

項目2.夏祭りの具体的な内容を決める

参加される方が「どんな夏祭りだと楽しいと感じてもらえるか」イメージを膨らませながら、具体的な内容を決めていきましょう。射的やわなげなどのゲームや、職員が主導となる出し物を行う介護施設も多いようです。

また、夏祭りのように季節行事のレクリエーションは、具体的な内容と目的をどう絡めるか困ってしまうという声も少なくありません。そんなときには、次の文例を参考にしてみてくださいね。

<夏祭りの目的文例>

  • 指先を使ったゲーム(射的など)を通じて、楽しみながら身体機能のリハビリを行う
  • 季節に応じた催しから、昔の記憶を呼び起こしてもらう
  • 利用者さん同士の交流のきっかけを作る
  • 利用者さんと介護職員の交流を深めていく
  • 社会や地域とのつながりをもってもらう

項目3.予算を提案する

具体的な内容が決まったら、予算についても検討していきます。今の企画を実現するには、どれくらいの予算が必要か概算していきましょう。

デイサービスを行う介護施設などでは、レクリエーション費として実費で利用者さんに支払ってもらうこともあるかもしれません。そのため、季節行事となる夏祭り企画は、どのような予算で行うのかも確認しておきましょう。

項目4.必要な備品をリストアップする

介護施設の夏祭り企画を進めていく上では、さまざまな備品も必要になってきます。たとえば、介護職員が着る揃いの浴衣やハッピ、ゲームの景品などを用意することもあるでしょう。

ある程度企画が固まってきたら、こうした備品をリストアップしていくことも大切です。参加者が多い場合は、何人かで当日のシミュレーションをしながら、もれがないよう備品をリストアップしておきましょう。

項目5.職員の役割分担を決める

夏祭りの企画書では、誰が何を担当するのか、職員の役割分担も明確にしていきましょう。当日の担当はもちろん、準備の段階ではどのように動いてもらうかも記載しておきたいところです。

また介護施設の夏祭り企画は、通常業務もある中で準備を進めるため、全体の負担が大きくなります。そのため、購入すれば数百円で済むようなものは思い切って購入するなど、省けるところは外注してみましょう。

介護施設の夏祭りは企画書から始まる!早めのスタートを

介護施設の夏祭り企画は、企画書作成から準備、当日を迎えるまで多くの時間がかかることがほとんど。そのため、企画書はできるだけ早めに作り始めましょう。また初めは「この情報があれば話し合いが進むだろう」という草案から始めるのも1つの手。ベースがあれば、他の職員も意見が出しやすく、より現実的な企画書が作

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