高齢者施設向けクリスマス会のアイデア8選!演奏会やスライドショーなど
高齢者施設では普段からさまざまなイベントやレクリエーションが行われますが、1年を締めくくる一大イベントといえば、クリスマス会ですよね。利用者さんに喜んでもらうための企画やアイデアを知りたい!と考える介護スタッフも多いのではないでしょうか。そこで今回は、高齢者施設におすすめのクリスマス会のアイデアを5つご紹介します。職員が利用者さんへお披露目するもののほか、利用者さんといっしょに楽しむものもピックアップ!
目次
音楽を楽しもう!ハンドベルでクリスマスソングの演奏会
ハンドベル演奏は高齢者施設に関わらず、クリスマス会定番の出し物の1つ。職員から利用者さんへのプレゼントとして、演奏をお届けするのがおすすめです。ハンドベルの数に余裕があれば、利用者さんに簡単なパートの演奏をお願いしたり、タンバリンやカスタネットなどでリズムを取ってもらったりと、いっしょに演奏を楽しむのもよいでしょう。
老人ホームやデイサービスで喜ばれるおすすめの楽曲
- もろびとこぞりて
- ジングルベル
- おめでとうクリスマス
- きよしこの夜
- アメイジング・グレイス
- 喜びの歌(第九)
- きらきら星 など
どの曲も1オクターブ8音のみで演奏できる、ハンドベルで演奏に向いたクリスマスソングです。ハンドベル用の楽譜もあるので、ネットで検索してみてください。クリスマス会の職員からの出し物・企画として、毎年1~2曲ずつ順繰りに演奏してみてもよいかもしれませんね!
大きな声で歌おう!クリスマス&お正月ソングの合唱
職員と利用者さん、全員で参加できるクリスマス会のイベントとして、外せないのが合唱。大きな声を出して歌うことにより、ストレス発散効果や自律神経を安定させる効果などが期待できるそうです。そしてクリスマス会だからといって、クリスマスソングだけに絞りすぎないこともポイント!高齢者の誰もが知っていて、楽しく歌える曲を選ぶことが重要なので、お正月ソングや明るくテンポがよい歌謡曲などを盛り込んでもよいでしょう。
介護施設のクリスマス会で盛り上がる合唱曲
- 赤鼻のトナカイ
- ジングルベル
- きよしこの夜
- 冬の夜
- 冬景色
- お正月
- 上を向いて歩こう
- 365歩のマーチ
- 幸せなら手をたたこう など
クリスマス会の企画書を作成する段階で、利用者さんに好きな楽曲のアンケート取り、好みや人気のある曲を調査したうえで合唱曲を選ぶのもおすすめです。
1年の振り返り!思い出写真のスライドショー
クリスマス会が1年を締めくくる最後のレクリエーションという高齢者施設も多いのではないでしょうか。そこでイチオシなのが、1年を振り返る思い出写真のスライドショーの上映です。職員が事前に準備していたスライドショーを鑑賞するという、利用者さんにとって受け身の出し物になります。しかし写真を通して過去を振り返ったり、利用者さん同士で思い出話をしたりすることで、脳の活性化につながるそうです。
スライドショーは、一般的なパソコンに入っている「フォト」機能で簡単に再生することができます。そのため、スライドショーで流したい写真さえ1つのフォルダに格納されていれば、事前準備の手間がほとんどかからないのもうれしいポイントです。普段からクリスマス会用のフォルダを作成しておき、施設での活動の写真をフォルダに入れておく習慣をつけておくとスムーズでしょう。また、見て楽しむスライドショーは、コロナが気になる時期でも比較的安心して実施できるため、もしも他の企画ができなくなった場合の代替案として準備しておくことも1つのアイデアです。
衣装もそろえて楽しませよう!マジックショー
高齢者施設のクリスマス会では、職員によるマジックショーもおすすめです。マジックショーといっても難しいマジックをする必要はありません。ネタが単純でわかりやすいものほど、高齢者には喜んでもらえます。
高齢者施設のクリスマス会でおすすめのマジック
- 手の中でコインが消える
- コインがグラスを貫通する
- 相手が選んだカードを当てる
- トランプに空いた穴がふさがる
- 千円札が一万円札に変わる
- ハンカチの縦しまが横しまになる
- 新聞紙から水が出てくる
- スプーン曲げ など
どれも古典的なマジックなので、ネタが知りたい方はネットで検索してみてくださいね。マジック経験がない方でも、少しの練習でできるようになるでしょう。また、クリスマス会のマジックショーなので、ちょっとくらいの失敗はご愛敬。失敗が逆に笑いにつながることもあるかもしれませんよ!
高齢者施のクリスマス会を盛り上げるポイントは、マジックを披露する方がしっかりマジシャンになりきること!マジシャンのコスチュームを着用したり、マジシャンらしい口調や決め台詞などを使ったりするだけで、マジックショームードをグンとアップさせられるでしょう。
やっぱり外せない!サンタクロース登場&プレゼント贈呈
クリスマス会ならではの企画として、サンタクロースの登場は外せません!サンタクロースに扮する職員は、サンタクロースのコスチュームが似合う恰幅のよい方のほうが、雰囲気が出るかもしれません。また、高齢者施設の利用者さんにもサンタの帽子をかぶってもらったり、クリスマスソングをBGMとして流したりするのもおすすめです。
サンタクロースを登場させるのであれば、プレゼントの贈呈もセットで行うと喜ばれます。高齢者施設のクリスマス会のプレゼントとしては、ハンドタオル・ハンカチタオル・お箸のギフト・ルーペなど、実用的なものがおすすめ。コロナが気になる時期なら、マスクケースなどもよいでしょう。予算に合わせて、プレゼントを選んでみてくださいね。なお、クリスマス会の別企画としてビンゴゲームなどを行う場合は、ゲームの景品とサンタクロースからのプレゼントが同じものにならないよう注意しましょう。
正解したらクリスマスプレゼント贈呈!ジェスチャーゲーム
クリスマスプレゼントをそのまま渡すのではなく、ゲームの景品にするのもよいでしょう。例えばジェスチャーゲームで初めに正解した利用者さんにクリスマスプレゼントを渡すルールにすれば、やる気もアップするかもしれません。スタッフがジェスチャーをして、利用者さんに何を表すお題だったかを当ててもらうのが基本の進め方ですが、利用者さんにジェスチャーしてもらうのもおすすめ。動作や動物、芸能人、スポーツなどの定番のお題に加えて、サンタクロースなどのクリスマスらしいお題を織り交ぜてもよいかもしれません。無音にならないよう、クリスマスらしいバックミュージックをかけておくなどして工夫しましょう。
自分で作ると楽しさ倍増!クリスマスケーキ作り
クリスマス会のおやつレクとして、クリスマスケーキ作りはいかがですか?ケーキと言ってもここで使うのはホットケーキ!利用者さんの前でスタッフがホットケーキを焼き、利用者さんにはフルーツや生クリームで各自トッピングしてもらいましょう。これならやけどなどの心配もなく、簡単におかし作りが楽しめます。上に向かって小さいサイズのホットケーキを重ねるようして、クリスマスツリーのように盛り付けるのが理想的。そのほかにもタコ焼き機でまんまるのホットケーキを作り、ツリーのようにデコレーションするのもよいでしょう。星形に切ったフルーツやクッキーを用意しておくのもおすすめです。
年末を意識して!カラオケで紅白歌合戦
みんなで歌う合唱もおすすめですが、点数をつけて競うのど自慢大会も利用者さんに人気の出し物の1つです。介護施設にカラオケ設備がない場合でも、アプリや動画で手軽にカラオケ大会ができます。スタッフが歌って利用者さんに点数をつけてもらい競ったり、歌自慢の利用者さんに参加してもらったりして盛り上がるのもよいでしょう。年末を意識してチーム対抗の紅白歌合戦にするのもおすすめです。スタッフが歌う場合、利用者さんも知っている定番の曲を選ぶのがポイント。クリスマス会ということで、歌う人はサンタクロースのコスチュームを身につけるなどすると雰囲気もばっちりです。
おもしろい企画でクリスマス会を盛り上げよう!
ハンドベル演奏会やマジックショー、合唱など、事前の準備や練習が必要なものもあります。しかし年に1度のクリスマス会!高齢者施設の利用者さんへの日頃の感謝の気持ちを伝える意味でも、職員一丸となって取り組んでみてはいかがでしょうか。コロナ対策として、思い出写真スライドショーを上映するのもおすすめです。素晴らしいクリスマス会になることを祈っています。