介護の仕事を始めたきっかけは?よくある理由5選
今、介護業界で働いている方が、どうして介護の仕事を始めたのか知りたいと思いませんか?介護の仕事に就くきっかけは人それぞれですが、やはり多くの方に共通する理由があるようです。今回は、(公財)介護労働安定センターが行った「令和3年度 介護労働実態調査 介護労働者の就業実態と就業意識調査 結果報告書」を参考に、介護の仕事を始めるきっかけとして、よくある理由を5つご紹介します。今介護の仕事に興味がある方は、ぜひ自分と照らし合わせてご覧ください。
働きがいのある仕事だと思ったから
同調査で最も多かった回答がこちらです。介護業界で働く多くの人が、働きがいややりがいを求めて仕事に就いたことがわかりますね。介護の仕事には、日常的に介助が必要な高齢者に寄り添い、支えるという大切な役割があります。同調査では「人や社会の役に立ちたいから」という回答も目立ちました。介護の仕事は、人や社会に貢献できる、働きがいのある仕事だと感じている方が多いのではないでしょうか。
また、年齢を問わず挑戦できる仕事でもあるため、長く働きたいと思っている方にとってもやりがいがあることは確かです。
資格・技能が活かせるから
「介護関連の資格を持っているから」「身内の介護を行ってきた経験があるから」などの理由で、介護の仕事を選ぶ方も多いようです。これまで自分が勉強してきた内容や、介護をした経験を仕事に活かしたいと思うのは、ごく自然なことですよね。職場によっては、資格を保有していると手当が支給されることもあります。また、高齢者の介助を行う際に、実際の介護経験が役立つ場面も多くあるでしょう。
さらに、資格や技能があれば採用のときにも優遇されやすいため、自分が希望する求人にもチャレンジしやすいかもしれません。
今後もニーズが高まる仕事だから
これから先の需要を見越して、介護の仕事を始める方も多いようです。人手不足が問題となっている介護業界ですが、高齢化が進む中で、今後もさらなるニーズが高まっています。内閣府「令和4年版高齢社会白書」によると、日本の総人口に占める65歳以上の割合は28.9パーセントとなっており、高齢化率が非常に高い数値となっていることが明らかです。また、今後も高齢化率の上昇が見込まれることから、介護サービスを受ける方はますます増えることが予想されます。介護業界全体が売り手市場となり得るため、仕事探しをしている方にとっては大きなチャンスとなるでしょう。
介護の知識や技能が身につくから
「プライベートにも活かせるように、介護の知識を身につけたい」「今後長く働くために、介護の技能を身につけたい」などの理由で介護の仕事を選ぶ方もいます。介護の仕事は資格や経験を問わない求人も多くあるため、まずは働いて知識や技能を身につけたいと考える方も多いのでしょう。現場で介護の技能を身につけると、自分の家族に介助が必要になったときに、仕事での経験が活かせるかもしれません。また、介護の専門的な知識や技術を身につけることで、仕事面でもステップアップすることが可能です。
お年寄りが好きだから
「おじいちゃんやおばあちゃんと話をするのが好き」「お年寄りの方とコミュニケーションを取るのが得意」という理由で介護の仕事を始める方も多くいます。介護の仕事では高齢者と日常的に深く関わることが多いため、相手の話や望んでいることをじっくり聞くことも必要です。「お年寄りが好き」という気持ちが自然に伝わると、よりスムーズに信頼関係を築いてサポートを行えるでしょう。介護の仕事は、お年寄りと接することが好きな方に向いた仕事といえます。
働きたい理由を紐解くと、介護職の魅力がわかる
介護職の面接では、「どうしてこの仕事を選んだのか」という志望動機を重要視するところもあります。介護の仕事を始めたきっかけは人によりさまざまですが、働きがいがありそうだと思ったり、資格や技能が活かせたりと、前向きな理由から目指す方が多いようです。また、これからの時代において、非常に将来性のある業界でもあります。これから介護業界で働きたい方は、先輩たちの声をぜひ参考にしてくださいね。