デイサービスの営業チラシで利用者増!ケアマネジャーの心をつかむ内容とは?
デイサービスの営業チラシに関する情報を、運営者や在籍する介護スタッフ向けに解説していきます。デイサービスの利用者増加を目指す方法のひとつが、営業チラシの活用。地域のケアマネジャーに営業をかけて、一人でも多くの利用者さんを紹介してもらうことが大切です。記事内では、営業チラシの必要性や、作成方法、工夫ポイントなど、作り方のヒントを列挙。ケアマネジャーの心をつかむには、どんな営業チラシが良いのでしょうか?さっそく見ていきましょう。
デイサービスの営業チラシはなぜ必要?
デイサービスの新規利用者獲得は、ケアマネジャーが利用者さんに合う施設を紹介し、利用契約する流れが一般的です。そのため、ケアマネジャーの「利用者さんに伝えよう」という気持ちが利用者増加につながります。
ケアマネジャーが紹介先のデイサービスを選ぶ際に使うのが営業チラシです。記載する内容はさまざまですが、利用者さん目線で作るとケアマネジャーの目に留まらないこともあるでしょう。チラシ作成のポイントは、「ケアマネジャーはどんなデイサービスを求めているだろうか」と意識すること。ケアマネジャーが受け持つ利用者さんの傾向や、ケアプラン作成に関する悩みなどの情報を集めておくと、作成時に役立つでしょう。
他の情報発信方法にはない“営業チラシの良さ”は?
デイサービスの営業にチラシを使うことの良さは、直接手渡しできること。ケアマネジャーが紹介先を選ぶときはもちろん、利用者さんと一緒にパンフレットを見ながら施設を見学するときにも活用できます。ネットでの情報発信も営業方法のひとつですが、“必要な情報が用紙にまとまっている”という点での見やすさは、チラシならではの良さと言えるでしょう。
【デイサービスの営業チラシ】作成の流れと内容
続いて、チラシ作成の流れと記載する内容を見ていきましょう。
作成の流れ
- ターゲットと目的を決める
- チラシの内容(載せる情報)を決める
- チラシのデザインを決める
- 文章の作成と画像選定をする
- 印刷をかける
チラシのターゲットと目的は、“ケアマネジャーに利用者さんを紹介してもらう”に該当します。内容が決まったらチラシのデザインを決め、文章や画像を入れてから印刷する流れです。
チラシの内容
・会社の基本情報(名称、住所、電話番号、運営会社など)
・営業時間
・利用定員(空き状況)
・利用料金
・サービスの特色や強み
・サービスの内容
・タイムスケジュール例
・サービス提供地域(送迎範囲)
・介護スタッフの紹介
・イベントやレクリエーション
デイサービスの営業チラシに記載できる情報量には限りがありますが、これらの情報は施設を知ってもらうために欠かせない項目ばかり。中でも詳しく記載したいのが、サービスに関する情報です。内容や強みだけでなく、メリットや期待できる効果も盛り込むと、読み手の理解を深められるでしょう。また、施設としての信頼性や満足度をアピールするには、利用者さんの口コミを入れるのがおすすめです。その他、事業所の見取り図やアクセス方法など、写真や地図も活用して記載しましょう。
営業チラシの作成ポイント
作成時は、施設のイメージを具体的に伝えることを意識します。チラシを見たケアマネジャーが「どんなデイサービスなのかいまいち伝わってこない」と感じるようであれば、利用者さんからの反応も期待できないでしょう。ケアマネジャー目線で作成するのはもちろん、利用者さんやご家族も安心・納得できる内容にまとめることが大切です。
チラシに施設としての実績や成果を記載することも、作成時のポイントになります。専門資格を持つ介護スタッフの数や過去の利用・入居者数など、信頼度を高める要素を盛り込みましょう。
【デイサービスの営業チラシ】工夫ポイント
デイサービスの営業チラシ作成で大切なのは、“見やすく・わかりやすい”こと。ケアマネジャーはもちろん、高齢の利用者さんに興味を持ってもらうための工夫ポイントは何か見ていきましょう。
文字の大きさ
チラシに使う文字は、読み手が見やすいと感じる大きさを選びます。高齢の利用者さんは特に、文字が小さいとチラシを読む気が起きにくくなってしまうためです。同じ文字の大きさでも、字間や行間を変えるとより見やすくなるでしょう。
言葉遣い
言葉遣いは万人受けするものを選び、専門用語を避けるようにします。例えば、機能訓練はリハビリ、介護支援専門員はケアマネジャーなど、なじみのある言葉を選んだり、カタカナ表記にしたりするのがおすすめです。
色合い
チラシの色合いは、メインカラーに暖色系を選びましょう。寒色系は読み手に冷たい印象を与えるので、部分的に使うか、割合を少なくすることが大切です。
装飾
装飾の工夫もチラシの見やすさにつながります。枠囲みや吹き出し、ラインなどを使って構成にメリハリをつけましょう。文字に装飾を重ねる際は、文字の色とのバランスも意識して見やすさを確認します。
写真やイラスト
利用者さんと介護スタッフで実際に活動をしているシーンなど、チラシに写真を使うのもおすすめです。写真が具体性を高めるので、「どんな施設で、どんなサービスが提供されるのか」を読み手がイメージしやすくなります。また、イラストも活用すると読み手に親しみやすい印象を与えられるでしょう。
キャッチコピー
キャッチコピーを決める際は、誰に向けたチラシなのかをはっきりさせ、施設としての強みをアピールできるものを熟慮することが大切。読み手に問いかけたり、語りかけたりするキャッチコピーも、印象を深める効果を期待できるでしょう。
制作会社に依頼してチラシを作る方法も
デイサービスの営業チラシ作成の選択肢は、“自身で作る”“制作会社に依頼する”の2通りあります。
自分で作る場合のメリットは、自由度の高さです。内容やデザイン、作成スケジュールを施設で決めることができ、情報の修正・更新も気軽に行えます。しかし、デザインや印刷の品質などクオリティ面に不安が残る点はデメリット。制作会社に依頼すれば作成に必要な時間と手間も省けるので、営業チラシ作成で重視する要素からどちらの選択肢が合うか検討してみましょう。
ケアマネジャーの目に留まる営業チラシを目指そう
デイサービスの営業チラシは、利用者さんの新規獲得につながります。“チラシを見たケアマネジャーが利用者さんを紹介する”という流れをふまえ、ケアマネジャーの目に留まるチラシを作ることを心がけましょう。チラシの見やすさは、多忙なケアマネジャーにとって大切な要素。作成の工夫ポイントにもこだわって、短時間で多くの情報を得られるチラシを完成させてください。