【2月】高齢者施設向け節分レクリエーションアイデア8選

高齢者施設では1年を通してさまざまなレクリエーションを行うため、新しいネタが思いつかない…と頭を悩ませている介護スタッフも多いのではないでしょうか?企画のマンネリ化を防ぎ、利用者さんに新鮮な気持ちで楽しんでもらうためには、季節の要素や新しいアイデアを取り入れることなどが重要です。そこで今回は、節分要素満載の2月におすすめしたいレクリエーションアイデアを8つご紹介します。

丸めて投げて鬼退治!紙玉豆まき

節分といえば、豆まきは外せません。「紙玉豆まき」は、通常の豆まきに的をしっかり狙うというゲーム性をプラスしたレクリエーションです。その名のとおり、紙を丸めた紙玉を豆に見立て、鬼の的を目掛けて投げます。利用者さんには、紙を丸める作業から行ってもらうのがおすすめです。紙なら何でも構いませんが、新聞紙だと柔らかく扱いやすいでしょう。

的は、玉が当たると倒れる仕様にします。まず、500ミリリットル入りのペットボトルに100ミリリットル程度の水を入れたものを用意しましょう。そのペットボトルに鬼のイラストを描いた画用紙を貼り付けたら完成です。水の重みにより、的は簡単には倒れません。しっかり狙って投げてもらいましょう。ペットボトルに入れる水の量や鬼のイラストの大きさを変えることで、難易度の調整も可能です。

鬼の口めがけて!玉入れゲーム

豆まきをイメージした「玉入れゲーム」もおすすめです。段ボールに口を大きく広げた鬼のイラストを描きます。そして口の部分をカッターなどで切り抜き、的を作りましょう。玉は市販の柔らかいボールを複数個用意してもよいですし、新聞紙などを丸めた紙玉でも構いません。

チーム対抗形式で、鬼の口により多くの玉が入ったチームの勝利です。チーム対抗にすることで、ゲームが白熱し、盛り上がります。なお「玉入れゲーム」の場合、用意する的の数は少なくてもよい代わりに、玉はたくさん必要になる点は押さえておきましょう。

速さと正確性がカギ!お箸で豆運び競争

豆まきの豆を使って行う「お箸で豆運び競争」は、集中力の強化や指先の運動などに効果的なレクリエーションです。豆30個程度・お箸・皿2枚を用意しましょう。皿を左右に並べ、利用者さんの利き手と反対側の皿に豆をすべて入れます。そして、箸を使ってもう片方の皿に1粒ずつ豆を移していくゲームです。30秒・1分など時間を区切り、移せた豆の個数で競い合います。時間内ですべての豆を移せた場合は、タイムの速かった方が勝利です。箸がうまく使えない利用者さんは、スプーンなどで行ってもよいでしょう。

豆まき用にもぴったり!風船で作る鬼のお面工作

「風船で作る鬼のお面工作」は、豆まき前にぴったりのレクリエーションです。さまざまな色の風船を準備し、介護スタッフが事前に膨らませておきます。利用者さんには、マジックで描く、または顔のパーツを描いた画用紙を両面テープで貼り付けるなどして、鬼の顔を作ってもらいます。

次に、画用紙で三角錐を作り、色鉛筆やクレヨンで色って鬼の角を作りましょう。角をテープで風船に貼りつけたら完成です。目が1つの鬼や角が3本の鬼など、自由な発想で鬼のお面を作ってもらいましょう。工作後、完成したお面目掛けて、豆まきをするのもおすすめです。

おしぼりと輪ゴムを使って!恵方巻き作りゲーム

節分に恵方巻きを食べるという古くから大阪にある文化が、今や全国区のイベントとなっていますよね。この恵方巻き作りをヒントに考案したのが、「恵方巻作りゲーム」。食べ物の恵方巻きを作るのではなく、おしぼりと色画用紙で作った恵方巻きをより多く作った方が勝利というおもしろいレクリエーションです。

シャリに見立てたおしぼりと海苔に見立てた黒画用紙、さらにきゅうりや卵・かんぴょう・えびなどに見立てた細長い色画用紙、輪ゴムを用意します。おしぼりに具材に見立てた色画用紙を乗せてくるくると巻き、そのおしぼりを海苔に見立てた黒画用紙で巻いて輪ゴムで留めたら完成!時間を区切って、何本作れるかを競うのがおすすめです。

完成品を飾ろう!節分塗り絵

高齢者施設のレクリエーションとしておなじみの塗り絵。塗り絵は、手先を動かすことで脳の活性化やストレス発散の効果が期待できます。節分のレクリエーションにするなら、鬼やおたふくなどの節分にちなんだ題材を塗り絵にするのはいかがでしょうか。準備するものは、節分のモチーフが描かれた図案と色鉛筆だけで良いので、気軽に行うことができるでしょう。塗り絵が完成したら、部屋に飾って季節感を楽しむのもおすすめです。

図案は介護スタッフがあらかじめ手作りで絵を描いても良いですし、無料でダウンロードできるサイトを利用しても良いでしょう。

転がして倒そう!鬼退治ボーリング

ボールを転がして鬼に見立てたボーリングのピンを倒す、鬼退治に見立てたボーリングのレクリエーションです。トイレットペーパーの芯や画用紙で作ったピンに、鬼のイラストを貼り付けましょう。ボールを投げる時に「鬼は外」と声を掛けることで、より節分の雰囲気を楽しむことができます。

利用者さんの身体や力に合わせて投げる距離や投げ方を変えると、みんなで楽しむことができますよ。手を使うことが難しい場合は、足で蹴ってボールを転がしてもOK。身体を使うゲームなので、良い運動になるでしょう。

鬼を倒して景品ゲット!鬼のくす玉割り

みんなで協力してくす玉を割るレクリエーションです。まずはくす玉を作りましょう。同じ大きさのザルを2つ用意して並べ、1カ所をガムテープでとめてくっ付けます。ガムテープでとめていない側にそれぞれ紐を通し、ザルが開いた状態でバランスよく吊り下げられるようにしましょう。ザルに画用紙などを貼り付けて、鬼の顔の装飾をします。中に紙吹雪や景品などを入れてくす玉を閉じ、マスキングテープで軽くとめたら完成です。くす玉を高いところから吊り下げたら、鬼のくす玉に向かってボールを投げて鬼退治を行います。くす玉が割れた時、落ちてきた中身が当たって利用者さんがけがをしないよう、軽い物を入れるのがポイントです。

みんなで協力してくす玉を割ることで、利用者さん同士が自然にコミュニケーションを取ることができるでしょう。また、思い切りボールを投げることによって、運動にもなりますよ。

2月は節分にちなんだレクリエーションで盛り上がろう

2月は、鬼・豆まき・恵方巻きなど節分にちなんだレクリエーションで季節感を演出しましょう。より盛り上がりを重視するなら、「お箸で豆運び競争」や「恵方巻き作りゲーム」など、ゲーム性の高いレクリエーションもおすすめです。工作系・運動系をうまく組み合わせ、利用者さんの心身機能の向上や維持、脳の活性化につながるよう心掛けましょう。

この記事をシェアする