知っておきたい!よく聞く介護・医療用語「れ~わ」一覧

介護の現場では数多くの専門用語が使われており、これまで知らなかった言葉に出会うことも少なくありません。こうした言葉を少しずつ知っていくと、職員同士のやり取りがスムーズになるなど、仕事によい影響が現れることもあるでしょう。そこで今回は、「れ~わ」で始まる介護・医療用語から、現場で使われやすい言葉を一覧でまとめました。介護・医療用語「れ~わ」の中で、知らない単語や略語があったときには、ぜひチェックしてくださいね。

【介護・医療用語「れ~わ」】「れ」から始まる専門用語一覧

まずは、介護・医療用語「れ~わ」のうち、「れ」から始まる専門用語を一覧で見ていきましょう。

レクリエーション

直訳では、ゲームや遊びを指す言葉です。介護施設などでは、ゲームや遊びを通じて利用者さんの運動機能の向上や、社会参加などを促進する取り組みをレクリエーションと呼んでいます。体を動かす体操や口の機能を鍛えるカラオケなどもその1つです。略語のレクと呼ばれることもあります。

レスパイトケア

高齢の方などを自宅で介護しているご家族の疲労を癒すために、一時的にケアを代替することで、リフレッシュしてもらうサービスのことです。ショートステイやデイサービスも、レスパイトケアの1つ。また、自治体によっては介護をするご家族を温泉に招待するなど、積極的なケアを行うところもあります。

レスピレーター

人工換気装置や人工呼吸器のことです。主に、自分の力で呼吸ができなくなった方や要介護者などに対して使われます。

レセプト

診療報酬明細書のことです。医療機関が患者さんに行った診療を、自治体や健康保険組合などに請求するときに発行する明細書のことを指します。

連続的携帯式腹膜透析(れんぞくてきけいたいしきふくまくとうせき)

慢性腎不全の患者さんに対し、一般的に行われている腹膜透析の方法です。持続的携帯型腹膜透析(CAPD)とも呼ばれています。1日数回、1回30分程度かけて、透析液のバッグを交換して行われます。

レンドルミン

睡眠導入薬の1つで、商品名です。一般的にはブロチゾラムと呼ばれています。

【介護・医療用語「れ~わ」】「ろ」から始まる専門用語一覧

ここからは、介護・医療用語「れ~わ」のうち、「ろ」から始まる専門用語を一覧で見ていきましょう。

老健(ろうけん)

介護老人保健施設のこと。病状が安定している要介護度1~5の、リハビリテーションが必要な方を対象に、自立した日常生活が送れるよう在宅復帰のサポートをする施設です。看護や介護の専門スタッフによる医療ケアと、作業療法士などによるリハビリテーションが施設内で受けられることが特徴です。

老人病院(ろうじんびょういん)

療養型病院(病床群)の俗称です。急性期の治療を終えた患者さんが、リハビリテーションや療養を目的に入院生活を送ります。慢性疾患で長期入院する高齢者も多いことから、かつてはこの俗称で呼ばれていました。

老人福祉施設(ろうじんふくししせつ)

老人福祉法第5条の3で規定された施設のことです。老人デイサービスセンターや軽費老人ホーム、養護老人ホームなどが該当します。

老人福祉センター(ろうじんふくしセンター)

老人福祉法で定められている、老人福祉施設の1つです。主に、生活における各種相談や、健康増進のためのレクリエーションの機会などを設けています。高齢者の生きがいや社会参加をサポートするため、地域単位で置かれることが多い施設です。

老人保健法(ろうじんほけんほう)

国民の老後の健康保持と、適切な医療の確保をはかるため、1982年に制定された法律です。疾病予防や治療、機能訓練などの保健事業を総合的に実施することを目的としています。2008年に「高齢者医療の確保に関する法律」に改正されました。

弄便(ろうべん)

大便を壁や寝具に塗る、手でこねるといった、排泄物を弄(もてあそ)ぶ行為を指します。認知症高齢者に見られる問題行動の1つです。

老齢基礎年金(ろうれいきそねんきん)

国民年金加入者が、原則65歳になったら支給される年金のことです。現在は10年以上保険料を納めていること(保険料免除期間なども含む)が受給条件になっています。

老齢厚生年金(ろうれいこうせいねんきん)

厚生年金保険加入者が、老齢基礎年金に上乗せするかたちで支給される年金のことです。受給資格は、1年以上厚生年金保険に加入していること。支給が始まる時期は、生年月日によって異なります。

老齢福祉年金(ろうれいふくしねんきん)

国民年金が発足した1961年にすでに高齢で、受給資格期間が満たせず受給できなかった方を救済する目的で設けられた年金制度のことです。給付費用は国庫によって賄われており、本人や配偶者、扶養者などに一定の所得がある場合は、一部または全額支給停止になります。

老老介護(ろうろうかいご)

高齢の要介護者を、高齢の身内が介護することです。介護を行うのは、配偶者や子供、兄弟などさまざまパターンがあります。高齢の介護者にかかる負担が大きいため、十分な介護が行えないといった在宅介護の社会問題の1つです。第三者の手を借りたり、施設介護へ切り替えたりなど、対応策が必要だと言われています。

ロールプレイ

特定の場面を想定しながら、与えられた役割に沿った行動を行うことです。イベントなどを開催するときに、準備段階で問題がないかを確認するときなどに使われます。また、開催後に問題があったかどうかを振り返る際にも有効な手段です。

ROM(ろむ)

体の関節の可動域のことです。肩やひじ、ひざなどの関節が動く範囲を指します。ROMは、Range of motionの頭文字をとった呼称です。

【介護・医療用語「れ~わ」】「わ」から始まる専門用語一覧

ここでは、介護・医療用語「れ~わ」のうち、「わ」から始まる専門用語を一覧で見ていきましょう。

ワッサー

蒸留水のことです。主に医療従事者が使う業界用語。ドイツ語のWasser(水)に由来しています。

ワンストップサービス

行政上のさまざまな手続きを、一度に行うサービスのことです。介護保険制度上では、ケアマネジャーがこの役割を担っています。介護の現場以外でも、複数の場所や担当者に分散していた関連業務を、1ヶ所にまとめるときに使われている言葉です。

介護・医療用語「れ~わ」の専門用語を調べて仕事に活かそう!

介護の現場で使われやすい、医療用語「れ~わ」をご紹介してきました。今回紹介した言葉以外にも、さまざまな介護・医療用語があると思います。もし、分からない言葉があったときには、ぜひ本サイトの別ページも参考にしてみてくださいね。専門用語を活用しながら、よりスムーズに仕事を行っていきましょう。

この記事をシェアする