【9月のレクリエーション】介護施設の敬老の日におすすめレク10選!

9月はまだまだ残暑の厳しい時期ですが、秋の訪れを感じられるようなレクリエーションで、楽しく過ごしてもらいたいですよね。季節の移ろいを感じてもらうことで、利用者さんが時間の感覚を取り戻す手助けにもなるでしょう。今回は、9月の敬老の日に取り入れたいレクリエーションを紹介。長寿のお祝いという高齢者が主役の敬老の日には、スタッフ一丸となって楽しい時間を提供しましょう。

敬老の日は高齢者が主役!介護施設ではどんなことをする?

9月の祝日のひとつである敬老の日には、多くの介護施設でどんなイベントやレクリエーションをしているのでしょうか。

敬老の日はいつ?

敬老の日は、9月の第3月曜日です。高齢者の長寿を祝う日として制定され、国民の祝日ともなっています。もともとは毎年9月15日と固定されていましたが、ハッピーマンデー制度が導入されたことをきっかけに、2003年から9月の第3月曜日と定められました。日頃の労りや感謝の気持ちを伝える、1年に1度の特別な日となっています。

介護施設の敬老の日はどんなイベントをしている?

高齢者が主役の敬老の日には、介護施設でもさまざまなイベントを行い、利用者さんに日頃の感謝を届けています。出し物を披露する余興やみんなで楽しめる参加型の企画など、敬老の日のイベントの形はさまざまですが、一番の目的は利用者さんを楽しませることです。やるからには本気でやる、余興は利用者さんが見て分かる内容にするなど、楽しんでもらえるようベストを尽くすことが大切になります。長寿のお祝いとしてプレゼントを渡したり、家族と過ごすイベントを企画したりするのもいいかもしれません。

利用者さんに楽しんでもらおう!披露型レクリエーション

9月の敬老の日には、スタッフ側が出し物を披露して利用者さんに楽しんでもらう、披露型レクリエーションを行う施設も多いはず。利用者さんが観客になるため、体が動かしにくい方でも楽しんでもらえるのがメリットでしょう。おすすめの披露型レクリエーションをご紹介します。

披露型レクリエーション1.世代間交流

敬老会を子供との世代間交流の場として、ふれあう機会を提供するのもいいでしょう。近隣の幼稚園や保育園、スクールなどと連携し、歌やダンスを披露してもらうと、子供たちのかわいい姿に利用者さんの顔もほころぶはず。利用者さんも含めみんなで歌を歌う企画も加えれば、場の空気が和むでしょう。利用者さんも知っている曲を選ぶ必要がありますが、歌詞カードも用意しておくと安心です。「パプリカ」や「きよしのズンドコ節」など、利用者さんが知っているような曲に簡単な振り付けを用意して、体を動かすようにするのもいいでしょう。

披露型レクリエーション2.演奏会

音楽の演奏会は、幅広い利用者さんに楽しんでもらえるレクリエーションです。楽器が演奏できるスタッフが演奏するもよし、スタッフみんなで練習するもよし。楽しんでもらうために重要なのは、選曲です。利用者さんの年齢や年代にあった曲を選ぶことが、一番のポイント。懐かしい歌を聴くことが脳への刺激となり、過去の思い出が蘇ることもあるかもしれません。利用者さんに楽器を渡し、演奏に合わせて音を出してもらうのもいいでしょう。曲をしっかり聴くことにもなり、場の一体感にもつながるはずです。

披露型レクリエーション3.マジックショー

簡単なマジックを披露するのもいいでしょう。どうしてそうなるの?という驚きが、脳に刺激を与えることにもつながる人気のレクリエーションです。コインマジックやカードマジックなど手元で見せるマジックは、人数が少ないなら参加型マジックにすることもできますが、大人数の場合、全員に見えにくい可能性も。参加人数の規模に合わせて、選ぶマジックを考える必要があるでしょう。基本的には、物を浮かせる、花を出すといった、利用者さん全員が理解しやすいマジックを選ぶのがおすすめです。

披露型レクリエーション4.スタッフの特技発表会

スタッフの特技を披露し、スタッフをもっと知ってもらうレクリエーションにするのもいいかもしれません。普段と違う姿を見せることで、新たなコミュニケーションが生まれるはず。アイドルのダンスを披露する、リフティングなど、披露する特技はなんでもOKです。特技はない…というスタッフも、落語・紙芝居・朗読・ものまね・二人羽織など、利用者さんが喜んでくれそうな出し物を練習してみるのもいいでしょう。一生懸命さが伝われば、下手でも問題ありません。恥ずかしがらず楽しむことができれば、利用者さんに喜ばれるはずです。

披露型レクリエーション5.お芝居

スタッフによるお芝居もおすすめです。演目は、昔話や水戸黄門などの高齢者に馴染みのある話のほうが理解しやすくていいかもしれません。伝わりやすいように、演じるときはオーバーリアクションで行いましょう。いつも身近にいるスタッフが演じることによって、盛り上がること間違いなしです。物語を大きく変えない程度に、少しコミカルな演技を入れることによって、きっと利用者さんは楽しくて笑ってくれるはず。オリジナルのストーリーを書くときは、職員を本人役で登場させるとおもしろくて盛り上がりますよ。

全員参加で盛り上がる!ゲーム型レクリエーション

続いては、全員が参加できるおすすめのゲーム型レクリエーションです。

参加型レクリエーション1.玉入れゲーム

9月は運動会シーズンでもあります。運動会にちなみ、赤組白組に分かれて玉入れゲームのレクリエーションはいかがでしょうか。利用者さんに輪になるよう座ってもらい、中央にかごを設置して、それぞれチームカラーの玉を投げ入れます。時間内に多くの玉を入れたチームの勝ちというシンプルなゲームですが、童心に返り、盛り上がること間違いなし。スタッフがかごを背負い、移動するかごを狙った玉入れゲームもおすすめです。玉は新聞紙とカラーテープで作り、当たっても痛くないようにしておきましょう。

参加型レクリエーション2.ビンゴゲーム

ルールが簡単なビンゴゲームなら、利用者さんも気軽に参加できます。普通のビンゴゲームでも盛り上がりますが、利用者さんに「好きな都道府県」「好きな動物」などのテーマを出し、ビンゴカードに書いてもらう形式なら、さらに盛り上がるかもしれません。なお、ビンゴゲームの際は数字などを聞き取れない可能性もあるので、紙に書くようにすると親切でしょう。敬老の日ということで、普段よりもちょっと豪華な景品を用意しておくのもおすすめです。

参加型レクリエーション3.敬老の日にまつわるクイズ

余興としても人気のクイズは、脳トレにもなるレクリエーションです。敬老の日にちなんで、敬老の日や健康にまつわるクイズを出してみてはいかがでしょうか。分かった方が回答する早押しクイズのように回答者が限られる形式ではなく、○×クイズのように全員に回答権がある形式なら、全員参加で楽しむことができるでしょう。考えたら思い出せそう…という問題を入れておくと、より脳トレに効果的です。

参加型レクリエーション4.歌をうたう

参加者全員で、歌をうたうのもいいでしょう。選曲は、みんなが知っている童謡や昔流行った曲などがおすすめです。童謡だと、「ふるさと」や「小さい秋みつけた」、「ゆうやけこやけ」など、懐メロなら「時の流れに身を任せ」や「いい日旅立ち」、「人生いろいろ」などはいかがでしょうか。ちょっとした振り付けも練習して取り入れれば、身体も動かせてより楽しいですよ。また、カラオケ大会にして、利用者さんがそれぞれ好きな歌を披露するのもいいでしょう。その場合は、参加したくなる雰囲気づくりが大切です。利用者さんからリクエストを募ったり、当日スタッフが盛り上げたりしてみてください。

参加型レクリエーション5.長寿表彰式

敬老の日にちなみ、「傘寿」「卒寿」「百寿」など、節目の年齢になる利用者さんを表彰するレクリエーションも喜んでもらえるでしょう。表彰された利用者さんが嬉しいのはもちろん、表彰される姿を見て、ほかの利用さんに「私も長生きしよう」と思ってもらえるかもしれません。利用者さんに生きる目標を持っていただくために、大袈裟なくらいお祝いするのがおすすめです。表彰式は、お祝いの雰囲気で喜びを共有することができるので、利用者さんたちの仲も深まるのではないでしょうか。スタッフは、あらかじめ表彰状や写真を用意しておきましょう。部屋の飾り付けなども行うと、さらに盛り上がるかもしれませんよ。

利用者さんの思い出に残る敬老の日にしよう!

9月の行事の中でも特に欠かせないのが、高齢者が主役の敬老の日です。どんなレクリエーションを行ううえでも、利用者さんみんなが楽しめることは絶対条件になるでしょう。日頃の感謝や、これからも元気で過ごしてほしいという気持ちが伝わるような敬老会を企画できるといいですね。楽しい敬老会のレクリエーションを企画し、ぜひ利用者さんの思い出に残る1日を提供してください。

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