梅のことわざで楽しむ!6月のレクリエーションにおすすめの問題6選
6月は、その年に収穫した梅を使い、梅酒や梅干しなどを作る月といわれています。梅仕事の季節とも呼ばれ「梅の日」や「梅酒の日」など、梅にまつわる記念日が多いことが特徴です。こうした6月だからこそ、レクリエーションにも梅を取り入れてみてはいかがでしょうか。そこでこの記事では、梅のことわざで楽しむ6月のレクリエーションにおすすめの問題を6つ紹介していきます。
目次
梅のことわざで楽しむレクリエーションの方法
梅のことわざでレクリエーションを楽しむなら、脳トレにもなる「穴埋めクイズ形式」がおすすめです。ルールは簡単で、ことわざの一部を空欄にし、そこに入る言葉を利用者さんに当ててもらうというもの。梅にまつわることわざは多数ありますが、問題にする際は次のようなことわざを出題してみてはいかがでしょうか。
梅のことわざ1「梅はその日の●のがれ」
意味:朝出かける前に梅干しを食べると、その日に悪いことが起きない
- 寒
- 難
- 損
答えは「2.難(梅はその日の難のがれ)」。かつての旅人が、旅先でその土地特有の病気にかからないため、梅干しを薬として携帯していたことが起源といわれることわざです。梅が持つ殺菌効果については、学問的に認められています。今でも、旅館などでは朝食に梅干しが出されることもあるようです。
梅のことわざ2「梅根性に●根性」
意味:頑固で変わらない性格と頑固に見えて変わりやすい性格のこと
- 柿
- 桃
- 栗
答えは「1.柿(梅根性に柿根性)」。梅は煮ても焼いても酸っぱさが変わらないことから、頑固で変わらない性格を梅根性と呼びます。ポジティブにいえば、何事にも頑張る性格のことです。一方で、柿は焼いたり干したりすれば一晩で甘くなることから、頑固そうに見えて変わりやすい性格のことを柿根性と呼び、対比させています。
梅のことわざ3「梅は食うとも●食うな 中に天神寝てござる」
意味:生の梅の種には毒があるため、食べてはいけないという戒め
- 種
- 殻
- 核(さね)
答えは「3.核(梅は食うとも核食うな 中に天神寝てござる)」。天神さまとは、菅原道真(すがわらのみちざね)のことで、梅を愛した人物であったことから、これらの俗信が生まれたといわれています。実際に、生の梅や青梅の核には食べると腹痛や中毒を起こす成分が含まれているため、食べないよう注意するために伝わっていることわざです。なお、腹痛や中毒を起こす成分は、梅が完熟するとなくなります。
梅のことわざ4「梅は●より香あり」
意味:才能がある方や将来大成する人物は、幼い頃からその傾向があること
- 蕾
- 根
- 枝
答えは「1.蕾(梅は蕾より香あり)」。梅が蕾のときから良い香りを漂わせる様子を、人になぞらえて表現していることわざです。同じ意味のことわざには、白檀(びゃくだん)を使った「栴檀(せんだん)は双葉より芳し」があります。
梅のことわざ5「●を切るばか、梅切らぬばか」
意味:性質に合わせた手のかけ方をすることが大切である
- 桃
- 桜
- 椿
答えは「2.桜(桜切るばか、梅切らぬばか)」。桜は枝の切り口から菌が入りやすいため、むやみに剪定する必要はありません。しかし、梅は必要のない枝を切らないと木の形が崩れ、花や実にも影響が及びます。それぞれの木に応じた手のかけ方があることを伝えることわざです。
梅のことわざ6「梅と桜を●●に持つ」
意味:良いことが起こった後に、さらに良いことがあること
- 片手
- 左右
- 両手
答えは「3.両手(梅と桜を両手に持つ)」。香りが良い梅と見た目が美しい桜、良いものを両手に持つさまを表現し、良いことの上に良いことがさらに起こる様子を表しています。「両手に花」と同じ意味で使われており、平安時代の終わり頃に編纂された「後拾遺和歌集(ごしゅういわかしゅう)」の一説が由来とされることわざです。
梅のことわざレクで6月の季節感を味わおう!
梅にまつわることわざは、調べていくと意外に多いもの。よく知られていることわざもあれば、初めて知るものもあるかもしれません。そのため今回紹介したように、答えの選択肢を用意しておくと、難しくて断念する利用者さんが減るかもしれませんね。梅のことわざレクで、6月ならではの季節感を味わってみてはいかがでしょうか。