介護福祉士に不合格でも大丈夫!次に活かすために取り組むべきこと
介護福祉士試験に落ちてしまった…という方は不合格でも諦める必要はありません。来年の試験に向けて失敗を分析し、活かしていくことが大切になります。そこで今回は、介護福祉士試験に不合格でも、再チャレンジで合格を目指す方法を詳しく解説しました。来年受験する際の手続きに関することにも触れています。どんな風に対策すればいいか分からない、モチベーションを維持する方法を知りたい、という方はぜひ参考にしてください。
目次
介護福祉士に落ちることは珍しくない
介護福祉士の合格率は全体の70%といわれています。10人のうち3人は落ちる試験のため、不合格になることは決して珍しくありません。介護福祉士試験の結果は3月下旬に受験者全員に発送されます。通知は不合格でも届くため、なかなかお知らせが来ないから不合格、というわけではないことを覚えておきましょう。介護福祉士の合否は試験センターのホームページでも確認ができます。いち早く合否を知りたい方は検索してみてください。
介護福祉士は何度でも挑戦できる国家資格です。不合格でも諦めず、来年の試験に向けて対策を始めるとよいでしょう。介護福祉士を1度受験すると、2回目以降の試験は、実務経験証明書といった受験資格を証明する書類の提出が不要になります。受験の申し込みも、インターネット上でできるようになるので、初回の受験時よりも手続きが簡単です。
介護福祉士に何度も落ちてしまう理由
介護福祉士に合格できない理由は、以下のような要因が挙げられます。
- 本番に弱い
- 勉強方法が合っていない
- 勉強時間が足りず知識が定着していない
- 選択式の回答のため何とかなると思っている
次回の受験で合格を目指すためには、落ちた理由を分析することが大切です。介護福祉士の試験は、実務経験が豊富だから勉強しなくても大丈夫、というものではありません。現場の経験だけでは身につかない専門知識も多く出題されます。しかし、勤務が多忙で勉強時間が確保できない、勉強は十分しているはずなのに緊張で頭が真っ白になる。このような理由で不合格になっている場合は、対策を立てて次の試験に臨む必要があります。
介護福祉士の不合格通知が届いたらやるべきこと
ここからは、介護福祉士の試験に再挑戦するために押さえておきたいポイントをご紹介。今回は不合格でも次回は頑張るぞ!と思っている方は、ぜひ参考にしてください。
まずは基本をおさらいする
介護福祉士の問題は、基本的な内容がほとんどです。少し難しい問題も基本を応用したものばかりなので、まずは基本部分をおさらいしましょう。基本を押さえることで、正しいものを選ぶ選択問題だけでなく、事例問題の生活も導き出すことが可能になります。介護福祉士になるために必要な基礎知識はどのテキストにも掲載されているので、今持っている参考書を再度読み込んで基本を再確認しましょう。
日常の業務や実務者研修で学んでいないことを重点的に取り組む
介護福祉士の試験では、日々の業務で経験していること、実務者研修で学んだことも出題されます。過去に学んだことがある、体験したことがあるという範囲は理解がとても早いので、関わりが薄い分野を重点的に取り組んでいきましょう。例えば、病院で働いている場合はデイサービスや居宅サービスについて、介護保険施設ではない場所で勤務しているケースでは、介護保険になじみが薄くなりがちです。実務で経験したことが少ない範囲は苦手になりやすいことを踏まえて、効率のよい学習を目指してみてください。
繰り返しを意識して理解を深める
試験直前にテキストを読み込み、忘れないうちに試験を受けたという方もいるかもしれませんが、反復しない勉強方法は理解が浅くなりやすく、実は非効率です。できれば、全体的に繰り返しながら理解を深める勉強法に変えてみましょう。また、間違ってもよいという考え方で問題集を解き、解説を何度も読みこむという学習法もおすすめ。繰り返すうちに理解が深まるうえ、精神的にも楽に続けられます。
量より質を意識した目標に変えてみる
介護福祉士は仕事をしながら取得を目指す方も多い資格です。毎日1時間は机に向かって勉強をしよう、と決めていても思うように時間が確保できない…という日が続くこともあるでしょう。そんなときは「毎日〇個単語を覚える」「この分野を1週間で理解する」など、時間より質を意識した目標への変更がおすすめです。単語を覚えるだけなら、わざわざ机に向かう必要はありません。今はスマホで学習を進められる便利なアプリも登場しているので、通勤中や勤務中の休憩時間、トイレ中など隙間時間を活用して勉強することができます。この方法なら、短時間でも毎日勉強を続けられるので、モチベーションも維持しやすいでしょう。
勉強する環境を変えてみる
自宅で勉強をしていると、ついスマホを眺めてしまう、家族の生活音が気になって集中できない、という事態が起こりがちです。そんなときは、図書館やカフェなど勉強する環境を変えてみるのもおすすめ。自宅外で学習するほうが意外と集中できることに気付けるかもしれません。また、同じように介護福祉士を目指しているという方と一緒に勉強するのもよいでしょう。分からないところを教え合う場面も生まれやすいため、アウトプットできるよい機会を作ることができます。
受験対策講座を受講してみる
独学での勉強法がいまいちつかめないという方は、受験対策講座を受講するのもおすすめです。資格取得を専門にしたスクールが開講されており、介護福祉士の合格を目指すために必要なノウハウをいちから教えてくれます。最新の出題傾向や、頻出ポイントを押さえたカリキュラムで無駄のない学習を進められるため、勉強時間の確保が難しい方の強い味方になることでしょう。授業料は講座により異なるので、予算と相談しながら受講を検討してみてください。
受験までモチベーションを維持することも大切!
長期に渡って勉強をする方が多い介護福祉士の試験勉強は、モチベーションを維持することも大切な要素になります。やらないといけないと分かっていても、やる気が続かない…そんなときは、以下のようなモチベーションアップ術を試してみましょう。
- 1度勉強から離れてリフレッシュする
- 1日5分だけ、通勤中だけなど短い時間だけ勉強する
- 周囲の人に介護福祉士に挑戦することを公言し、逃げられない環境を作る
- 合格したあとの自分を想像する
これら以外にも、学習状況を可視化してみるのもおすすめです。どこまで学習ができているかテキスト内を整理すると分かりやすいでしょう。学習の記録はやりがいにもつながります。あとどれくらい勉強しなくてはならないか、の目安も分かるようになるので今後の学習計画にも役立ててみてください。
不合格の経験を活かして次は合格を目指そう!
介護福祉士に不合格でも、再挑戦して合格を目指す方法をご紹介しました。10人中7人が合格する資格と思うと、どこか簡単そう…というイメージが湧くかもしれませんが、いい方を変えれば30%の方は落ちる試験です。しかし、難易度が高い試験ではないので、勉強をすれば合格を目指すことができる、と信じて再チャレンジしてみてくださいね。