介護職のボーナス(賞与)を徹底解説!年代・勤続年数・施設別など

介護職の求人を探す際は、ボーナス(賞与)があるかどうかも大事なポイントになりますよね。そこで今回は、介護職のボーナスについて徹底解説しました。勤続年数とともにボーナスってアップするの?介護サービスによってどのくらいボーナスって違うのだろう?そんな疑問が解決できるよう、年齢別・勤続年数別・介護サービス別・資格別のボーナスをご紹介しています。介護職のボーナスについて詳しく知りたい方は、ぜひご一読くださいね。

そもそもボーナスってどんなもの?

ボーナスとは、毎月の給与以外に会社から支給される賃金のこと。具体的なボーナス額は、役職や業績、勤続年数などを総合的に考慮して決定されます。会社の経営が黒字かどうかもボーナスが支給されるかの要素になるので、転職時は会社の経営状況なども十分に情報収集しておきましょう。

いつごろ支給される?

ボーナスの支給回数や時期、支給日は会社が自由に設定できます。一般的には夏(6~7月)と冬(12月)の年2回支給されるケースが多いようです。

ボーナスの査定基準とは

ボーナスは基本給が査定の基準になります。求人に4ヶ月分と記載されていれば、「夏と冬合わせて基本給の4ヶ月分が支払われる」と認識しておきましょう。

介護職全体のボーナス平均は?

「令和3年度介護労働実態調査 事業所における介護労働実態調査 結果報告書」(101ページ)によると、介護職全体のボーナス平均は590,699円でした。

男女別では男性が617,790 円、女性が581,210 円で、男性のほうが少し高い傾向にあるようです。

年代別で見る介護職のボーナス

では、年代別見る介護職のボーナスはどうでしょうか。

年齢平均賞与
20歳未満291,060円
20歳以上25歳未満438,667円
25歳以上30歳未満509,675円
30歳以上35歳未満551,463円
35歳以上40歳未満596,448円
40歳以上45歳未満633,352円
45歳以上50歳未満643,152円
50歳以上55歳未満627,999円
55歳以上60歳未満634,825円
60歳以上65歳未満521,436円
65歳以上70歳未満403,214円
70歳以上352,778円

参照:「令和3年度介護労働実態調査 事業所における介護労働実態調査 結果報告書 資料編-135」

勤続年数が影響しているかもしれませんが、40~60歳までは年間600,000円を超える賞与が平均になっています。介護職は経験を積めば積むほど賞与が高くなる傾向にあるといえるでしょう。

勤続年数で見る介護職のボーナス

勤続年数で見た介護職のボーナスは以下のとおりです。

勤続年数平均賞与
1年未満340,598円
1年以上2年未満341,977円
2年以上3年未満494,283円
3年以上4年未満526,622円
4年以上5年未満547,730円
5年以上10年未満581,355円
10年以上15年未満659,290円
15年以上20年未満754,102円
20年以上962,452円

参照:「令和3年度介護労働実態調査 事業所における介護労働実態調査 結果報告書 資料編-135」

勤続年数2年を超えると、賞与がぐんと上がっていることが分かります。確実に給与アップを目指したい方は、同じ職場で働き続ける選択をするといいかもしれません。

介護サービスの種類別で見る介護職のボーナス

介護サービスの種類別でも介護職のボーナスをチェックしていきましょう。

介護サービス平均賞与
介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)794,986円
介護老人保健施設716,654円
認知症対応型共同生活介護(グループホーム)438,924円
訪問介護480,476円
通所介護515,091円
特定施設入居者生活介護(有料老人ホームなど)539,514円
訪問入浴介護348,255円

参照:令和3年度介護労働実態調査「事業所における介護労働実態調査 結果報告書 資料編-134」

多くの介護サービスの中でも、介護老人福祉施設、介護老人保健施設の賞与が高いことが分かります。賞与が多い場所で働きたい場合は、求人と合わせてこちらの表も参考に探してみてください。

資格別で見る介護職のボーナス

介護職は資格を保有することでキャリアアップが望める仕事です。ここでは、資格別に介護職のボーナスを見ていきましょう。

保有資格平均賞与
介護福祉士594,571円
介護職員初任者研修453,117円
実務者研修460,898円
社会福祉士653,405円
その他の資格625,872円
無資格398,766円

参照:令和3年度介護労働実態調査「事業所における介護労働実態調査 結果報告書 資料編-135」

上記の表で分かるように、無資格よりも資格を保有しているほうがボーナスは高いようです。国家資格(介護福祉士や社会福祉士など)を取得するとボーナスが高くなる傾向のため、資格の取得を目指すモチベーションにもなりますね。

ボーナスアップが目指せる環境で働こう!

介護職として働くうえでボーナスの有無は、欠かすことができないチェックポイントですよね。介護職のボーナスは年代や勤続年数、保有資格、介護サービスの種類で異なることがお分かりいただけたと思います。求人を探すときはこの記事を参考に、納得できるボーナスがもらえる職場選びを目指してみてください。

この記事をシェアする