【介護スタッフ向け】敬老会のお祝いの言葉・挨拶文・メッセージカード文例集
敬老会のお祝いの言葉では何を言えばいいのか悩んでいる介護スタッフの方もいるのではないでしょうか。そこで今回は、敬老会のお祝いの言葉の文例をご紹介します。挨拶用やメッセージカード用などシーン別の文例にも触れました。文例を考える前に知っておきたいポイントも登場します。お誕生日でもないのにおめでとうでいいのか、どんな言葉を選べば正解なのか分からないという方はぜひ参考にしてください。
敬老会のお祝いの言葉で押さえておきたい5つのポイント
はじめに、敬老会のお祝いの言葉を考える際に押さえておきたい5つのポイントをご紹介します。
長寿をお祝いする気持ち
「敬老の日」は日々の感謝を伝えるとともに、長生きできていることをお祝いする日です。日頃の「ありがとう」の気持ちと、長寿を祝う「おめでとう」の気持ちを込めた内容にしましょう。
ただし、誕生日でもないのに「おめでとう」の言葉を直接使うのは、違和感があると思われるケースも。利用者さんとの具体的なエピソードを交えながら、感謝の気持ちを中心に伝えるよいでしょう。
丁寧かつ親しみを込めた内容にする
敬老会のお祝いの言葉では、年長者を敬う気持ちを忘れてはいけません。普段、どれだけフランクに対応していたとしても、丁寧な言葉を選び、上から目線の言葉づかいを避けることが重要です。
ただし、かしこまりすぎると距離を感じてしまうので、適度に文章を崩しながら親しみを込めた内容にしましょう。
健康状態に配慮する
利用者さんの中には、持病を抱えている方も多いです。健康状態に不安がある利用者さんに配慮し、体を気づかう内容にしましょう。
忌み言葉は使わない
不幸なことを連想させてしまう忌み言葉は要注意!
忌み言葉の例
- 四(死)
- 九(苦)
- 忙しい
- 枯れる
- 衰える
- 終わるなど
高齢者はこのような忌み言葉を嫌う方がいるので、できるだけ使わないほうがよいでしょう。忌み言葉とは知らず使ってしまうケースもあるので、どんな言葉が当てはまるのか事前に調べておくと安心です。
読みやすい文字を意識する
思いやりを持って書くことはもちろんですが、高齢の利用者さんが読むメッセージのため、読みやすい大きめの文字を書くよう意識しましょう。1文は短く、濃い色のペンを使うといった工夫も大切です。
【敬老会】お祝いの言葉文例集
では実際に、どのような敬老会のお祝いの言葉があるのか文例をチェックしていきましょう。
敬老の日を健やかに迎えられ、大変うれしく思っております。お体に気を付けて、これからも素敵な笑顔でお過ごしください。
今年も敬老の日を迎えられたこと、心よりお祝い申し上げます。健やかに歳を重ねられる姿は私たちのお手本です。これからも明るく元気に過ごせますようお祈りいたします。
歳を重ねることの素晴らしさを教えていただき、ありがとうございます。これからも人生の大先輩として、たくさんのことを学ばせていただきたいです。どうぞよろしくお願いいたします。
【敬老会】挨拶文例集
敬老会のお祝いの言葉『挨拶編』のご紹介です。利用者さん全員に向けた挨拶なので、少しかしこまりつつ、敬う気持ちを忘れない言葉を選ぶようにしましょう。
敬老のよき日に、ご長寿をお祝い申し上げます。厳しい時代を生きてこられた皆様のお話には、人生の大先輩として、いつもたくさんのことを学ばせていただいております。これからもどうぞよろしくお願いします。
秋晴れのよき日に、ご長寿のお慶びを申し上げます。このたびは日頃の感謝をこめて、プレゼントを贈らせていただきます。これからも元気に毎日を楽しみながらお過ごしください。今後ともよろしくお願いします。
今年も敬老の日を迎えられましたこと、大変うれしく思っています。お体に気を付けて、これからもご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。
【敬老会】メッセージカード用文例集
利用者さん個人宛のメッセージカードにおすすめの敬老会のお祝いの言葉です。一人ひとりに向けて、短く分かりやすい文章を心がけましょう。
いつも素敵な笑顔の○○さん。○○さんの笑顔に私たちも日々癒されています。ありがとうございます!
いつも明るくお話をしてくれる○○さん。これからも元気に、楽しいお話を聞かせてくださいね。
○○さんの優しい心づかい、いつも感謝しています。体調にはお気を付けて、これからも元気でいてくださいね。
喜ばれる言葉で敬老会を盛り上げよう!
敬老会のお祝いの言葉は、長すぎず、分かりやすい文章にすることが大切です。長寿をお祝いする言葉とともに、日頃の感謝も伝えましょう。利用者さん個人に贈るメッセージには、挨拶文に加え、それぞれのエピソードを入れた内容にすると喜ばれるはず。前向きな言葉を選びながら、読んで明るくなれるメッセージを目指してみてくださいね。