秋の歌7選 高齢者施設での10月・11月のレクにおすすめ
食欲の秋、読書の秋、芸術の秋。秋はいろいろなところで季節を感じることができる素敵な季節です。だからこそ10月、11月のレクリエーションでは秋がテーマの曲を選びたいですよね。そこで今回は、レクリエーションにおすすめの秋の歌を7曲ご紹介。幼いころを思い出させる童謡から、生活を支えたかもしれない歌謡曲まで幅広く登場します。高齢者に喜ばれる秋の曲をお探しの方は、ぜひ参考にしてください。
介護レク向け秋の歌3選~童謡編~
まずは、童謡の中から秋の歌をご紹介します。
赤とんぼ
秋を連想させる童謡のひとつの「赤とんぼ」。1927年に「童謡100選集」に掲載されて以来、世代を超えて親しまれています。秋の夕焼け空を飛ぶ赤とんぼを連想させる歌詞は、利用者さんに懐かしさを感じてもらえることでしょう。1番の歌詞が有名ですが、じつは4番まであり、ストーリー仕立てになっています。レクリエーションでは物語も解説して「赤とんぼ」の奥深さに触れてみるのもいいかもしれませんね。
ちいさい秋みつけた
同じフレーズの繰り返しが特徴の「ちいさい秋みつけた」は、1955年にNHK『秋の祭典』で制作された歌です。秋の訪れに気づく様子が歌われているので、秋らしさが感じられ始める10月のレクリエーションで歌うのがおすすめ。哀愁漂うメロディーは、どこか切ない気分になる秋にぴったりです。レクリエーションでは秋らしさを感じたエピソードなどを話して盛り上げてみてください。
まっかな秋
秋の歌は寂しさや切なさを感じるものが多いですが、「まっかな秋」は明るいメロディーが印象的。赤くなった紅葉やツタの葉など、秋色に染まった身近なものを想像することができます。歌うだけでどこか暖かい気持ちなれる秋の童謡です。実際に赤色になった植物などを見つけて、お散歩途中に高齢者の方と一緒に歌うのも素敵ですね。
介護レク向け秋の歌4選~歌謡曲編~
つぎに、高齢者向け秋の歌謡曲を解説するので、ぜひチェックしてみてください。
リンゴの唄
「リンゴの唄」は戦後の苦しい生活を明るくする歌謡曲として絶大な人気を誇っていました。高齢者なら若いころに誰もが口ずさんだ名曲といっても過言ではないでしょう。秋に旬を迎えるりんごが登場するため、「食欲の秋」を歌うレクリエーション曲として選んでみてはいかがでしょうか。
リンゴ追分
りんご繋がりで、昭和の歌謡界の女王と称される美空ひばりさんの名曲「リンゴ追分」もはずせません。歌うのが難しい曲ですが、この曲がお気に入りという高齢者の方も多いので、流すだけで喜ばれるかも。セリフ部分は介護スタッフが実演すれば、盛り上がる可能性が高いので、ぜひ挑戦してみてください。
秋桜
さだまさしさんが作詞・作曲し、昭和を代表するアイドルの山口百恵さんが歌ったことで有名な「秋桜」も秋の歌として高齢者におすすめ。1977年にリリースされ、多くのアーティストがカバーをするなど、世代に関係なく愛されてきました。お嫁に行く娘とのやり取りが描かれた感動的な歌詞は、利用者さん自身が結婚したときの情景を思い出させてくれるかも。この曲を歌ったのちに、お嫁に行ったときのエピソードなどを話してもらうとさらに盛り上がるかもしれませんね。
365歩のマーチ
秋の歌?と思われるかもしれませんが「スポーツの秋」を歌うのにぴったりなのが「365歩のマーチ」です。1968年に水前寺清子さんがリリースして以来、自分自身の応援歌として多くの方に歌われてきました。前奏が流れるだけで自然と足踏みをしてしまう軽快なメロディーが魅力。歌に合わせた体操もあるので、運動レクリエーションも兼ねて歌って踊ってみてはいかがでしょうか。
秋の歌で季節感のある介護レクを目指そう!
秋を感じる楽曲は多くありますが、利用者さんの世代に合わせたチョイスが肝心です。できるだけ高齢者が知っている曲を選び、歌える、口ずさめる曲を選びましょう。季節感があるレクリエーションを楽しみにしている利用者さんは多いので、ご紹介した曲も参考に、いろいろな秋が感じられる曲を見つけてみてくださいね。