高齢者にオススメの盆踊りyoutube動画 8選!夏のレクはこれで決まり

介護施設の夏のイベントの代表である「夏祭り」。特に高齢者の方になじみ深い催しといえば「盆踊り」ではないでしょうか。
盆踊りは、自立が可能な方から車椅子の方まで、幅広く楽しめるレクリエーションです。音楽を流し、皆で輪になれば、それだけで気分が盛り上がります。
一方で、介護スタッフの方の中には、盆踊りになじみが浅く、選曲に迷う方もいるでしょう。
そこで今回は、盆踊りがもたらすメリットや、介護施設での盆踊りにおすすめの曲を紹介します。

高齢者が盆踊りを行うことで得られるレクリエーション効果は?

まずは、盆踊りを行うメリット・効果について知っていきましょう。
そもそも高齢者介護施設におけるレクリエーションとは、心身のリフレッシュだけでなく、身体や脳の機能維持、他者とのコミュニケーションも目的としています。
盆踊りには、どのようなレクリエーション効果が期待できるのでしょうか?

<盆踊りのおもなレクリエーション効果>

  • 脳の活性化になる
  • 全身運動になる
  • 気持ちが高揚する
  • 他者とのコミュニケーションの機会になる

脳の活性化になる

盆踊りの音楽は、聞いたことがある方も多いため、音楽を聞くだけで、自然と体が動き出す方も。踊りの様子を見たり、懐かしい音楽を聴いたりすると、昔の記憶や経験を呼び起こすきっかけにもなります。

全身運動になる

適度な歩行は身体機能の維持にも効果的です。盆踊りは1曲踊るだけで、250歩程度の歩数になるのだそう。
介護施設向けの盆踊りには、車椅子の方も楽しめるアレンジのものも多いです。その場で音楽に合わせて手を動かすだけでも、身体機能維持につながるでしょう。

気持ちが高揚する

盆踊りのような軽い運動は、リフレッシュ効果が期待できます。
さらに、盆踊りのムードを演出するなら簡単な衣装を用意するのもおすすめです。うちわやはちまき、髪飾りなどの小物も用意すれば、利用者さんの気持ちも一層高まるでしょう。

他者とのコミュニケーションの機会になる

盆踊りは集団で行うレクリエーションです。
輪になって踊ることが難しい場合は、介護スタッフが付き添い雰囲気を味わうだけでも、他者とのコミュニケーションの機会になります。

高齢者向け盆踊りYouTube動画8選!夏場のレクリエーションに取り入れるならこれ

ここからは高齢者介護施設の夏イベントにおすすめの盆踊りをご紹介します。
夏場のレクリエーションの企画を担当される方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

高齢者の盆踊りレクにおすすめYouTube動画その1「炭坑節」

愛知県のリハビリ特化型デイサービス「ゆずの花」のYouTube公式チャンネル「ゆずの花リハビリデイサービス」では、椅子に座ったまま行える「炭坑節」を紹介。炭坑節体操は、季節を問わず行えるレクリエーションのひとつですが、盆踊りの定番でもあります。

高齢者の盆踊りレクにおすすめYouTube動画その2「長生き音頭」

「長生き音頭」は、全国各地の高齢者施設で人気の楽曲のひとつ。
高齢の方になじみ深い「鉄道唱歌」の軽快なメロディと、前向きな歌詞が人気の理由でしょう。よさこいソーランバージョンやサンババージョンもありますが、盆踊りに使うなら定番の長生き音頭がおすすめです。

高齢者の盆踊りレクにおすすめYouTube動画その3「きよしのズンドコ節」

氷川きよしのデビュー曲「きよしのズンドコ節」といえば、高齢者だけでなく、幅広い世代におなじみの楽曲。盆踊りの定番曲でもあります。こちらの動画は、作業療法士がリズム体操にアレンジしたズンドコ節を紹介。ポイントごとに丁寧な解説がありますので、ダンスや体操が苦手な方にも覚えやすいでしょう。

高齢者の盆踊りレクにおすすめYouTube動画その4「盆パラビクス」

「盆パラビクス」とは、盆踊り・パラパラ・エアロビクスの3つの要素を組み合わせた体操のこと。
世代や身体機能を問わず誰でも楽しめるため、多くの高齢者施設で導入されています。
パラパラやエアロビクスと聞くと動きが激しそうですが、実際には高齢者の方も無理なく楽しめる内容です。また、座ったまま参加することも可能。
盆踊りの定番、東京音頭や炭坑節など、地域の民謡をアレンジしたものが多いため、利用者さんも親しみやすいでしょう。

炭坑節

ソーラン節

高齢者の盆踊りレクにおすすめYouTube動画その5「瀬戸の花嫁」

香川県の「津田福祉会さわやか介護サービス」では、小柳ルミ子の代表曲「瀬戸の花嫁」を体操バージョンにアレンジ。介護度が軽度の方から重度の方まで無理のない簡単な動きが中心です。盆踊りの1曲に選べば、多くの利用者さんが楽しめるでしょう。

高齢者の盆踊りレクにおすすめYouTube動画その6「花笠音頭」

東北地方の花傘祭りで踊られる「花笠音頭」は、花の装飾が付いた笠を持って踊るのが特徴。ごぼう先生の動画では、ゆっくりとカウントを取りながら踊ってくれるので、利用者さんも参加しやすいでしょう。また、座ったまま踊れるので無理せず運動できます。レクリエーションとして、事前に利用者さんと花笠を作成するのもおすすめです。自分で手作りしたものを持って参加すると、より一層楽しく踊れるのではないでしょうか。踊りに使わないときには、部屋に花笠を飾ると明るく華やかになりますよ。

高齢者の盆踊りレクにおすすめYouTube動画その7「東京音頭」

盆踊りだけではなく、プロ野球チームの東京ヤクルトスワローズの応援歌としても知られている「東京音頭」。こちらのYouTube動画では、最初にゆっくりと曲を流しながら文字で踊りを説明してくれています。介護スタッフが利用者さんに踊り方を説明するときなどにもおすすめの動画です。利用者さんのペースに合わせてゆっくりと振り付けを覚えましょう。振り付けを覚えた後は、通常の速さで曲が流れるので、楽しく運動してくださいね。「東京音頭」は、曲の合間に「ちょちょんがちょん」と手拍子が入ります。あまり身体が動かせない利用者さんにも手拍子で参加してもらえるおすすめの一曲です。

高齢者の盆踊りレクにおすすめYouTube動画その8「八木節」

「八木節」は、軽やかなテンポが特徴の盆踊り。他の盆踊りと比べると動きが大きく早いのでやや難しいかもしれませんが、見ているだけでも楽しい気分になる一曲です。手の振りだけでも結構な運動量になるため、利用者さんの運動不足解消にもなるでしょう。曲調が軽やかで楽器の音も印象的なので、太鼓やすりがねのように叩いて音を鳴らすものを用意してもいいかもしれません。踊ることが難しい利用者さんに楽器を奏でる役をしてもらえば、楽しく参加してもらえるのではないでしょうか。

高齢者介護施設の盆踊りは夏のレクにぴったり!安全に気を付けて行おう

今回は、高齢者介護施設での盆踊りについて解説しました。
盆踊りは、幅広い方が参加できる夏にぴったりのレクリエーションのひとつですが、実施する際は、転倒などの事故に注意しましょう。また、利用者さんの身体の状態に合わせて、振り付けの難易度も配慮したいですね。
この夏は、利用者さんと介護スタッフが一体となり、盆踊りを楽しみましょう!

この記事をシェアする