【介護】新人スタッフが「使えない」と感じる理由とは?対処法をご紹介

経験値で技量が変わってくる介護の現場では、新人スタッフをどうしても「使えない」と思ってしまいがちです。指導する立場になるほど、「要領の悪さや仕事の遅さが目につく…」という方も多いのではないでしょうか。今回は、使えないと感じてしまう新人スタッフの特徴や対処法をご紹介します。指導にお悩みの方、仕事ができないから辞めたいと悩む介護の新人スタッフにアドバイスをしたい方は、ぜひ参考にしてください。

介護の新人で「使えない」と思ってしまうスタッフの特徴とは?

まずは、介護新人スタッフで使えないと感じてしまうタイプの特徴をチェックしてみましょう。

  • 同じことを何度も聞く
  • 同じミスを繰り返す
  • 指示がないと動けない
  • できないことをできると言ってしまう
  • 失敗を恐れて仕事をしない
  • 挨拶ができない
  • いいわけをする
  • 指導をしてもメモを取らない など

一生懸命頑張る姿が見られれば指導のしがいもありますが、上記のような姿が目につくとやる気がないように感じてしまいます。しかし、使えないと思っていた新人スタッフも、先輩スタッフの対応次第で成長する可能性は大きいです。

タイプ別に解説!介護職の新人で使えないと思われがちなスタッフの対処法

では、先輩スタッフとして、使えないと感じてしまう新人をタイプ別に対処する方法をご紹介します。

ミスを隠す、同じミスを繰り返してしまう

ミスを隠す、同じミスを繰り返してしまう新人スタッフは、注意散漫なうえに、確認が必要なこともチェックを怠りがちです。職場全体のチームワークを軽視している可能性もあるので、利用者さんだけでなく、スタッフの信頼も失ってしまう結果になることを伝えてみましょう

自分から行動しない

介護職は利用者さんに合わせて臨機応変に動くことが大切です。しかし、新人スタッフは、どう動いたらいいのか分からないという悩みを抱えている場合もあります。そんなときは、何をしたらいいのか自分から先輩スタッフに聞き、積極的に動くよう指示・アドバイスしてみましょう

できないことをできると言う

やれば何とかなると自信過剰なタイプ、もしくは無責任に仕事をこなすタイプのどちらかである可能性があります。すべての仕事には責任が伴うこと、ミスとなれば施設全体の信頼度を下げてしまう結果になることを伝えましょう。利用者さんに影響が出る業務は、新人スタッフの技量をチェックする体制を整えることも大切です

仕事から逃げる

このタイプは失敗を恐れている可能性が高いです。介護の仕事は経験を積むことが大切なため、失敗しそうになっても先輩スタッフがフォローすることを伝えてみましょう。できることが増えれば自信もついてくるので、仕事から逃げることもなくなるはずです。

挨拶ができない

先輩スタッフ、利用者さんとの関係性を構築するためには、挨拶が大切であることを伝えましょう。明るい挨拶ができれば、コミュニケーション能力があるという評価を得られやすいです。介護職において、信頼関係を築くことは非常に重要。まずは元気な挨拶を心がけるよう、声かけをしてみてください。

いいわけが多い

いいわけは、相手からの意見を受け入れられないときにする行動です。自分が責任を負いたくないと、ミスを隠すタイプや、ミスを恐れるタイプにも当てはまるといえるでしょう。成長をするためにはミスを認め、改める前向きな姿勢が必要であると気付いてもらえるよう、働きかけてみるといいかもしれません。

メモを取ろうとしない

先輩スタッフに聞いたことは、メモをとることで忘れにくく、あとで確認もしやすいことを伝えてみましょう。同じことを何度も聞く行動は、先輩スタッフの業務も止めることになります。聞くことは悪くはないですが、同じチームとして円滑に業務を進めるためにも、メモを有効活用するよう伝えてみましょう。

新人スタッフが悩みやすいケースとは?

最後に、新人スタッフが悩みやすいケースも把握しておくと今後の指導に役立つかもしれません。

  • 人間関係に関する悩み
  • 職場環境に関する悩み
  • 仕事に関する悩み

新人のときに、これらの悩みに直面したことがある介護スタッフも多いのではないでしょうか。新人スタッフに対しこちらから声をかけることで、悩みを打ち明けてくれる可能性があります。上記ポイントを参考に、「使えない」と思う前に、新人スタッフへ声をかけてみてはいかがでしょうか。

新人スタッフと向き合って「使える」新人育成を目指そう

指導をする立場である介護スタッフも、こんなことに悩んでいたな、と振り返るきっかけになったのではないでしょうか。新人スタッフは「使えない」とばかり思うのではなく、気持ちを理解した、対処・指導が肝心です。はじめから仕事ができる方はいないことを念頭に置いて、スタッフの育成に取り組んでみてください。

この記事をシェアする